学生時代にいじめの連続だった私が、今いじめられているあなたへ伝えたいこと。

私は幼稚園からよくいじめられるタイプだった。

いや、今思い返せば幼稚園時代からいじめられていた。

幼稚園なのでいじめと呼んでいいのか分からないが、主に仲間外れや無視だった。
通うたびに朝から他クラスの男児がわざわざ私のクラスに来ては嫌がらせをするので、毎日泣いていて、先生だけでは止められず、終いには園長先生までもが来るようになったり。でもこれは、その男児が私に好意があり、注意を引きたかったのだと先生に諭された記憶がある。そんなこと、当事者の私は理解できず、毎日私に嫌がらせしてきては、泣き喚く私をみて笑っているその男子が嫌いだった。

問題はこの一連の行動を見ていた同じクラスの女児達が、こぞって私を無視し始めたこと。。。
私が何か困って、先生に尋ねに行こうとすると、先生にくっついてる女児がリリマムちゃんはこっち来ないで!とか、グループや二人組を作りましょうなんて時は、誰も組んでくれず一人ぼっち。この時の経験から、その場で二人組を作りましょうとかが本当に嫌いだった。虚しくて寂しくて惨めな気分になるから。

子育てをしていて今なら分からなくもないこの女児達の気持ち。みんな大好きな先生が、毎日男子に嫌がらせされては泣いてる私を構うので、独り占めしてるっていう嫉妬心からだったんだなと。
でもこの時、幼稚園。
気の強い女児の一声で他の女児も私を避けたり無視したり仲間外れにしたりと、いじめの芽みたいな集団心理や先導者がこの時期で既に形成されていた。

今回書く話にまとまりはない。けど、誰か一人にでも、私の個人的な体験から何かを見つけてくれて、辛い環境から抜け出せる希望になればと思い、嫌な記憶を思い出しながら、思うようにツラツラと書いてみました。

目次

いじめの個人的な遍歴

小学生時代

小学生時代は、目立たないタイプで漫画好き。勉強も運動も特別できるわけでもなく、クラスで目立つことは本当になかった。なのに何故か女子から仲間外れや顔の形やらを馬鹿にされたり、落ちたお菓子食べれとか、雑草食べたら仲間にしてあげるとか、上履き隠されたり机に悪口書かれたり、好きな人バラされて黒板に張り出されたり。

いじめと呼ぶまではいかない事ばかりだけど、良い気分はしなかった。

わざと地面に落とされたお菓子も勿体無いから拾って食べたし、雑草食べたら仲間にしてあげるとか言われて、食えないもんじゃないだろうと普通に食べた。そんな事できないでしょう?と嫌がらせをしてきていたんだと思うけど、嫌がらせされ慣れていたので小学生ながらプライドなんてなく、少なからず葛藤はあったけど別に平気だった。

相手は意気揚々と嫌がらせをしたつもりなのに、暖簾に腕押し状態になるので、こいつ変だ、というレッテルを勝手に貼ってくれてそれ以上の嫌がらせをして来なくなる。多分、小学生時代の私なりに考えた、自分がこれ以上傷付かない為の対策だったのかも。

中学時代のいじめ

中学時代、本当に暗黒であまり覚えてない。登校拒否もしていたけど親が何で学校に行かないのかと怒鳴るので、学校に行ったフリをして公園に身を潜めたり、同じく登校拒否気味の友人の家で過ごさせてもらったりとよく休んでた。
休んでいたというより行けなかった。
中学に近づくと心がざわざわしてきて嫌だ、行きたくない!でも行かなきゃ行けない、でも行きたくないという状態になって前に進めなくなっていた。

小学生時代、4年生からミニバスケットを習っていたけれど、先輩や同級生から虐められて辞めた。バスケは好きだったけど人間関係に疲れていたので中学になって部活を選ぶ際は仕方なくテニス部に入部。筋がいいと、顧問の先生にみんなの前で褒められたのがきっかけで部活の同級生から仲間外れされるように。試合の時も帰りは皆で電車に乗って地元に帰るのに、用事があるから一緒に帰れない〜とかみんなが同じ嘘をついてハブられ、悲しくなって一人で先に帰ったり、親が買ってくれたラケットがボロボロになるまで壊されていたことも。もう訳がわかないんだよね。何か悪いことを他人にした覚えはないのに、とにかく自尊心を傷つけられる。主犯以外の子が、主犯格の子の顔色伺っていたり、ビクビクしながら嘘ついてきたりと表情から気持ちが読めて彼女達もまた辛い思いをしているのは分かっていたから、余計に主犯格の女が許せなかった。こんな事をして何が楽しいのか理解できなかった記憶。

中学に入ってすぐ、部活で嫌な思いしたので夏前に部活は辞めた。
可もなく不可もなく、目立たないようにひっそり息を潜めて中学一年は乗り越えた。

中2。テニス部で主犯だった女と同じクラスに。
もちろん標的にされ、クラス全員から無視されるという現象を味わった。
主犯格の女が何を皆に吹聴したのか分からないけど、詮索するのも野暮だと特に気にせず、クラスの子には挨拶したい時は挨拶したりと(もちろん無視されるけど)普通を装っていた。

クラスにいて何が辛いって休み時間。本当苦行。逃げ場もない。

他のクラスに仲の良い友達がいるふりして、架空のお手紙を架空の友人宛に毎日書いて時が過ぎるのを日々待った。

クラス全員無視で私を追い詰めた主犯格の女は、私に逃げ道を与えないようにと、他クラスの女子にも『リリマムちゃんが悪口言ってたよ』と嘘を広め、完全に孤立させようと追い込んで来た。

さすがに耐え切れず、2学期後半から3学期始めまで学校に行けなくなった。

一人で日々時間が過ぎるのを耐える気力も、学校に行くという気力さえもなくなった。

私は私だけを虐めるなら私だけが耐えればいいと思っていた。だけど、学校をずっと休んでいる事を知った他クラスの友人が連絡をくれた事がきっかけで乗り気ではないけれど学校に通い始めた。

他クラスの友人が『休んでるって聞いていろいろ考えたけど、リリマムちゃんが私の悪口言った事一度もないしあり得ない事信じて無視してごめんねって。もしその事がきっかけで学校来れなくなったのなら本当にごめんね』って家電に連絡して来てくれた。(当時はスマホや携帯がなかったのでね)

それを聞いて、私だけが耐えればいいと思っていたけれど、なんの関係もない友人にさえも苦しい思いをさせる主犯格の女に対して、初めて憎いという感情が湧き出てきた。

このまま学校休んでいたら、きっと他の誰かが私と同じ思いをして一人ぼっちになっているかもしれないと思ったら、学校に通えるようになった。

学校に久々に行ったら、やはり別の子がいじめのターゲットになっていた。放課後にその子が一人で窓の外を眺めている姿を見つけ、周りに誰もいない事を確認して声をかけたのを覚えてる。大丈夫?って。

卒業してから数年後の同窓会で、あの時リリマムちゃんに声かけてもらえて凄く嬉しかった、ありがとうと言われて自分が救われた気がしたけど、別に私は当たり前のことをしたと思っていたし、良いことをしたとは微塵も思っていない。

中3にもなると受験やらで自分のことに精一杯になるのか、他人にあまり干渉しなくなり、無視していたクラスメイトも普通になった。

周りが無干渉になっても、心に傷をおった私は、学校に通えたり通えなかったりの気分の波が激しく、避難場所代わりの不登校気味の友人の家に入り浸っていた。たまたま、その友人の家族が凄く理解ある方達で、学校に行けず、家にもいられない私を『いつでも家の鍵空いてるから来てゆっくりしててね、机の上のお菓子も食べていいわよ』と迎え入れてくれた事が自分にとっては救いだった。

その友人がいなければ、居場所がなくなり、親にも理解してもらえず絶望の深淵に立って自殺する事を考えていたと思う。

無理して学校に行かなくてもいい

自分の経験から、無理して学校に行く必要はないと思っている。
ただ、行かないという選択を親が理解してくれるかはまた別問題。

私のように仮病を使うものなら髪の毛を引っ張られ学校へ行け、嘘つくなとベッドから引きづり下されたり罵声を浴びせてくる親もいると思う。

唯一のシェルターであって欲しい家が使えないので、学校に行くふりをしてよく公園でひたすら国語や世界史の教科書を読んで時間を潰していた。田舎だったのでコンビニも気軽に入れるような飲食店もなく、またお小遣いももらっていなかったので無料で過ごせる公園しかなかったのだけど。

現在は飲み物だけで長居できるファミレスやファストフード店などあるので、家が無理なら避難場所はいくらでもあるはず。

とにかく心が死んでさらに自分の存在すら消したくなる(自殺)前に、その嫌な環境から少しでも離れる事が大事。小学校、中学校は特にその場所、その地域だけが世界の全てに思えて、中々、視野を広く持つ事ができないかもしれないけど、生きていい場所、生きやすい場所は確実にある。とにかく、今いる場所や環境から離れて良いし、逃げていい。

私はたまたま、上記に書いたように理解ある友人の親のお陰で、家と学校以外にとりあえず居る事ができる場所があったから今がある。

住んでいる地域や隣町などの行ける範囲の場所にもしかしたらフリースクールがあるかもしれないけれど、個人的にオススメするのは市立図書館。
トイレあり、空調管理あり、飲み水あり、時間を潰せる本やネットもあって無料。

どうにも居場所がなく、静かに過ごしたい時は隣町の図書館まで歩いて1時間かけて行ったりもしていました。

高校生時代は、いじめは無かったものの、女子特有の目の前コソコソ話悪口とかされただけでも、学校から走り去りたくなるくらい嫌な気分になって逃げ出したくなる事が多々あったので、前もって先生に相談し許可をいただき、気持ち的に辛くなった時は授業に出ずによく図書室にこもっていました。

図書館は誰にも干渉されず、心が乱されず静かに過ごせるので、どこにも逃げ場所がない…と思った時は行ってみてほしい。

学校に行かなくてもいいけど勉強はしておいた方がいい

辛いなら学校には行かなくてもいい。だけど勉強はそれなりにしておいた方が今後の人生で困る事が少なくなるよ。

そもそも、学校に行けない原因はいじめの加害者らが居るからなわけで。
彼らは普通に勉強してテスト受けて出席日数も足りて受験したり推薦もらったりしてるんだよね。ムカつくことに、良い学校推薦で入ったりさ。

中学時代、いじめから不登校になった私は部活もしていなければ出席日数も少ない上、テストも受けずに成績評価するのも難しいレベルに。
進路相談で言われたのは、どこにも行ける高校がない。でした。

私をいじめてた奴が普通に高校に行くのに、私はどこにも入れないという事がショックで悔しくて。
余りにも理不尽でクソみたいな環境に、悔しさをバネに、そいつが行く高校より偏差値が高いところに入学してやるという気持ちだけで受験勉強をしました。

学校には相変わらずあまり通っていなかったけど、小学生から続けていた進研ゼミを全て引っ張り出し、一から独学で勉強して250点中230点以上取らないと、私の成績では到底受からないと言われた高校に合格出来た時は、地獄のようだった中学とサヨナラ出来るのと、いじめた奴らから解放された安堵感が半端なかったのを覚えています。

何度も言うけれど、勉強は大事!

苦手な科目はそこそこにして、好きな科目だけでも勉強するとしないとでは全然違う。

私が、行けなかったはずの高校受験に合格したのも、好きな国語英語や社会は徹底的に独学で勉強してたから、苦手な理数系科目の点数をカバーしてくれたのではと思っています。

いじめ加害者のせいで不登校になって、人生の選択肢が普通の人よりも狭まり難易度が上がるとか納得いかないよね。

そんな負の連鎖を断ち切るためにも、自分自身のためにも、勉強はしておいてください。

昔のこと思い出しながら書いてるので、感情が蘇り…そいつら〜とか言葉が悪くなってすいません。
何度も言うけど、勉強しておいて損はない!むしろメリットしかないよ!様々な知識を得ることで、自分の得意不得意が分かったり、今後の人生で何かしら役に立つから。

私をいじめていた、いじめ加害者の共通点

私をいじめていた子の共通項があった。

これはあくまで私の場合ですが。

幼稚園から中学までの中で私をいじめたり悪口いって来たり仲間外れにしようとして来たりする子は、みんななぜか末っ子、しかも年が4つ以上離れた兄や姉がいる子ばかりでした。
末っ子だからいじめの主犯格になるとか、そーゆう偏見は全くないけれど、素人なりに考えた結論として共通するのは愛情不足なのではないかと。
大体、私をいじめてきた子の両親は共働きで年の離れた兄弟がいる家庭。
同じ様な家庭環境でも愛情たっぷりに育てられた末っ子は良い意味で他人に干渉しない子が多かった印象なのよね。
統計とか確かなエビテンスはないので憶測と私の経験上の話なので、そこは深く追及しないでください。

今、振り返って彼女らのことを考えてみると、愛情不足や家庭での環境が悪くて自分より弱い立場の人間を作る事で自尊心を保とうとしたりしていたのかな。とさえ思う。

大人だってストレスにより脳がバグったり正常な判断が出来なくなったりする。

それが人格形成中で成長過程の子供にとってストレスや愛情不足はコントロールできないくらい脳のバグを引き起こす可能性だってある。
自己を受け入れて認められないから他者が傷付くことが理解できないんじゃないだろうか。
いじめられている人を救うのはもちろんだけれど、いじめる側の人っていじめる事が実はSOSでいじめる側も救うべき対象なのではないのかな。いじめがエスカレートする前に。

いじめる側は主導権を握る事で承認欲求を満たしたり他人を傷つける事で快楽を得たり自尊心を保とうとしたり、家庭や親から与えられてこなかった何かや、不可抗力として与えられ続けたストレスとかで失った心の穴を埋めたくて、いじめてしまうのではないか。かと言って他者を傷つけいじめていい理由には絶対ならないのだけど。

終わりに

今、もし、この私の記事を偶然目にしたとしたら。本当に無理せずに今いる環境から離れてほしい。

お金がない、物理的に無理!とかなってしまうかもしれないけれど、各市町村に相談所とか一緒に考えてくれる大人が必ずいるはず。引きこもりが可能なら学校に行かずにネットの世界に逃げてもいいと思う。ただ、逃げたい気持ちから、安易にSNSで優しいふりして声かけてくる異性や他人には頼っちゃダメだよ。犯罪に巻き込まれる可能性があるからね。

自分で学校変えたり留学したり、お金がなくても安らげる図書館のような場所を見つけたりして、とにかく辛い環境から逃げて欲しい。いろんな人に相談したり、悩みを聞いてもらってもいい。でもね、最終的に自分を救えるのは自分しか居ないってことを心に少しでも留めておいて欲しい。
誰かを頼って環境を変えるのも自分。辛いよって発信するのも自分次第。必ず、信じられて頼りになる大人がいるから。
私みたいに誰も信じられない環境下だとしても、自力でどうにか這い上がることも出来るから。しんどいけど。

自分の人生は自分の考え方で変えることが出来るって、辛い環境から抜け出すことも出来るって、どうか自信を持って、信じて行動に移してくれたらいいなと思っています。


イジメてくるクソみたいな奴らは、例えイジメられる側が死んでも何とも思わないんだよ。死にたいくらい辛いなら、とにかく逃げて。今いる学校や地元から逃げて。それは甘えなんかじゃなく、自分を守る唯一の方法だから。

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