はいたーい!20代後半に勢いで貯金もないのに1万円を握りしめて沖縄に移住したリリマムです。
皆さんは沖縄に移住したいと憧れた事がありますか?
きっと一度くらいは綺麗な海のある南国で生活してみたい…て思ったことありますよね?
正直いって私はありませんでした!海は苦手だしマリンスポーツにも興味はないし…強い日差しで日焼けするの嫌だし。
え!?ちょっとまって。じゃあなんで沖縄に移住してるの??
沖縄が特別好きではなかったのに移住した理由
とにかく現実から逃げたかった
当時の私はというと、結婚したいくらい好きだった人に浮気され同棲解消。
ストーカー被害、新規事業の失敗。家にいても不仲の両親の喧嘩する大声がうるさく精神的にボロボロ。
そんな時に3.11の東日本大震災。
眠れない日々が続きより一層精神的にどんどん追い込まれていきました。
何をしてもうまくいかないし生きる希望もやりたいこともないのに余震がくるたびに恐怖に怯え、まだ死にたくないと叫ぶ心。そんな毎日に疲れ、いっその事、誰も私を知らない場所で暖かい海のあるところにいきたいなぁ…と思い、
そうだ、とりあえず石垣島行こう!!! と石垣島行きを決めました。
ほんと、そんなノリです。
海外移住よりも日本のがリスクが低いと思った
海外に飛ぶことも考えてはみましたが、英語ができないのとビザやら準備に時間がかかるので選択肢から外しました。
日本なら口座もあるし言葉も通じる。
最悪、合わなかったらすぐに実家に帰れるという安心感で国内に決めました。
とりあえず遠い最南端の石垣島をなんとなく選んだ
完全に距離重視です。
ストーカーや過干渉でうるさい両親から物理的距離をとりたかった。ただそれだけ。
あとは温暖な気候なので荷物が少なくて済むから。
ほとんど着ていなかった捨てるような夏服を機内に持ち込めるサイズのキャリーバックに詰め込みました。
実は南国に興味がなかったので、石垣島は一年中常夏だと思い込んでいました。
本当に夏服しかもっていかず、到着時は3月だったので毎日寒い寒い言いながら過ごす羽目に。
リリマムはちゃんと調べなかったので、到着してから石垣島は一年中常夏じゃないことを知ったよ!
石垣島ってどんなところ?
日本の西南に位置する石垣島は沖縄本島よりさらに400km南にある八重山諸島の一つです。400kmといっても分かりにくいですね。例えるなら東京と大阪くらいの距離があります。東京から直行便の飛行機で約3時間30分ほどとグアム.サイパンにいけるぐらい遠い!
石垣島の気候
亜熱帯気候で一年を通して高温多湿の温暖な気候。
夏は蒸し暑く平均32℃前後、冬でも10℃以下になることは滅多にないのですが、北風が強いので体感温度は10℃くらいと結構寒いです。
意外と都会で生活しやすい
ここ最近の石垣島の発展は凄まじく生活には困らないレベルです。
イオン系列のマックスバリューやサンエーなどの大型スーパー、ドラッグストア、コンビニ、TSUTAYA、ゲオ、ヴィレッジヴァンガード、西松屋やバーズデーなどの店舗もあります。ドンキホーテも出来たので生活用品に困ることはほぼ無いです。服などは基本ネット通販するので、しまむらしかなくても問題なし。ものすごい田舎の島を想像してたけど、思ってた以上に都会でびっくりしました!
銀行は沖縄銀行や琉球銀行といった地方銀行と郵貯があります。自分が住んでいた地方銀行カードだとATMが使えないといったことがあったので、私は郵貯に口座を作りました。
石垣島には寮付きで往復航空券代を支給してくれる求人がある!
石垣島行きを決めてから、ひたすらいろんな求人サイトを調べました。
職種にもよりますが、目に飛び込んで来たのは航空券代金支給の文字!
貯金もないし全財産1万円しかない私が石垣島に行くにはこの方法しかありませんでした。
2010年当時はガラケーだったので、先方の言う通りにガラケーで写メを送り、軽く電話口で話す面接という形でした。
翌日には合否の連絡があり、すぐに航空チケットをネットで探し、安い早朝便を手配!
お金がない私は持っていたクレジットカードで片道きっぷを手に入れました。
\格安航空券を探すならここが便利/
石垣島の寮付きリゾバってどんな職種があるの?
石垣島には、観光地ということもあり様々なリゾートバイトがあります。
移住してから職探しをするとなると、時間も労力もかかり、仕事がないと島の不動産屋さんは物件すら貸してくれません。
本格移住をする前に、まずは短期でのお試しリゾバ移住をオススメします。
①ナイトワーク
石垣島にあるキャバクラ等は、だいたいが沖縄県外のオーナーだったりします。
そしてそのお店の場合は、島の女の子よりも県外の女の子の求人を募集しているところが殆どで、県外からの場合、基本的に寮付き、ドレス貸与、往復航空券支給、共用の車や系列飲食店割引、マリンスポーツ無料や格安でダイビングライセンスが取得できたりと最高な条件です!!
昼間は海で遊んで夜20時くらい~1時くらいまで働くというライフサイクル。
夜職の女の子は海好きで、ダイビング目的の子が多い印象でした。
昼間はたっぷりと時間があるので、働いて貯金しながら石垣島を満喫できるのが魅力的な職種です。
②飲食店
観光地として注目度が高くなるにつれ、新しい飲食店もここ数年で増加。
ただ雇用が追い付かずどこも働き手が足りてない状況です。
石垣島に限らず、西表島や小浜島などの離島での求人も随時募集しています。
観光客は年々増加し、今の人員だとお店が回らず働き手が不足しているので、飲食店でも寮付きは当たり前、もちろん賄いつきで中には交通費一部支給もある好待遇な職種です!
③ダイビングなどのマリン系
リゾバとして人気のダイビングショップやシュノーケルツアーガイド。
ライセンスを取得しながら働けるので大人気の職種です!
ジェットを乗り回してバナナボートを引っ張ったり、船舶免許があるのであれば、即戦力としてシュノーケルやダイビング船の船長などと、海好きな人にはたまりませんね!
中には60%offでダイビングライセンスがとれる職場もあるみたいです。
基本、個室の寮付き、食事無料や往復交通費一部支給などといった待遇があります。
④ホテル等の観光業
一番多い求人はやはりホテルスタッフ。
フロント、清掃、レストラン、ビーチ・マリンスタッフ、調理や事務経理等の裏方業務などがあります。
スタッフの多くが派遣社員で正社員が少ない職場ですが、働いてる人は沖縄県外からの人がほとんどなので
全国各地に友達ができるのも魅力の一つ。
同じ職場で仲良くなった人と休みの日には遊びに行ったり、BBQをしたりと親睦を深め、派遣期間が終了した後も全国各地で定期的に会ってる人もいます。
こちらも寮、社宅付き、交通費支給や賄いアリ。海外からの観光客増加に伴い、英語や中国語を話せる場合はより好待遇です!
貯金なし所持金1万円でも石垣島移住できた
人生になかったリゾバという選択でアラサー、キャバ嬢になる
私は27歳まで、普通に地元や都心部で働いていて仕事は都内で探すものという先入観があり、リゾートバイトというものが存在していることすら知りませんでした。
『南国で遊びながら、満員電車に乗らずに通勤できて仕事ができる場所があるなんて…!もっと若い時期に知りたかった!!!』と何度も悔やみましたが、時は戻らずです。
悔やんでもアラサーなのは変わりないので、いろいろと調べ、ダイビングに興味がない私はとにかく高時給のナイトワークのリゾートバイト
過去にスナックでお手伝いをしていたこともあり、未経験ではなかったのですが…とにかくお店のシステムに最初は戸惑いました。石垣島では泡盛が普通なのですが、時にはピッチャーに氷と泡盛と水をドバドバと入れて水割りを作り、そのピッチャーからお客様のグラスに注いだり、オトーリという儀式飲みや、ジェンパイという泡盛水割り一気飲みなどなどなどなど…慣れない文化についていけるのか不安でしたが、3日も経てば慣れます。
ちなみに、ナイトワーク系は着いたその日の夜から働くことができます。
所持金1万円しかない私は当然その日から出勤。
お給料を日払いにしてもらい、石垣島初日に頂いたお給料は約8000円でした。ちなみに半月以上働くと、行きの航空運賃分を領収書と引き換えに払ってもらえます。待遇の良いお店だと、帰省する際の往復航空代も支払ってもらえるので無料で本州に帰省出来たりもしました。
所持金がないのでお金に余裕が出来るまで遊びにも行かず、ひっそりと欲を出さずに引きこもり生活していましたが、所持金1万円でも石垣島に移住できちゃいました。
だいたいみんな2週間でホームシックになる
慣れない土地で慣れない仕事。初めの一週間は土地勘もなく様々なことに慣れるの必死で、慣れてきた二週間あたりを過ぎた頃から、ホームシックになりました。急激に地元を懐かしんだり、実家に帰りたいとか思うように。
聞けば、先にリゾバできている子たちも同じように初めはホームシックになったとか。なので、同時期に移住してきている子たちも同じ心情になるからなのか、いきなり親密感が増して同時期同士が仲良くなり始めるのもこの頃。
仲良くなった子たちと行動を共にするようになり、昼間はランチや海遊び、離島巡りといった石垣島観光を満喫。仕事や石垣島という場所にも慣れてくるので、行きつけのカフェやBarといった遊び場が増え、島んちゅの友達もできるようになりBBQに呼んでもらったり、船を出してもらってシュノーケルしたりと充実した毎日になりました。
自由で楽しくて毎日働いても苦じゃない生活スタイル。
20代はいろいろと辛いことが多く社会に適合できない日々を過ごし、そしてもうすぐアラサーだった私は衝撃を受けました。
人生180°変わった瞬間でした!目の前のモヤが晴れたようになり、ネガティブだった性格も今じゃ図太いメンタルに変わりました。
自由に好きな場所で働いちゃえばいいじゃん!
正直な気持ち、リゾートバイト
少しでも人生変えたいとか、好きな場所で自由に働きたいと思った人は、石垣島に限らず、全国各地のリゾートバイトを探してみることを強くお勧めします。いろんな働き方があることに気づけるはず。
私が石垣島で出会った、リゾバで働いてる人の中で多いのは全国の観光地で働いたり、田舎で農業や畜産業に携わったり、ハワイや香港、シンガポールの日本人向けラウンジで働いていろんな場所を転々としている人など、いろんな場所で様々な職種を体験して、リゾバを通して全国や世界にたくさんの友達がいるよって人が本当に多い!
春・夏休みだけとか短期で石垣島で働いてる人もいれば、夏は石垣島で冬は北海道のニセコのハーフハーフで生活してる子もいたりと働き方も住む場所もほんと自由気まま!
今、仕事が辛くて辞めたかったり失恋したり人生に悩んでるなら好きな場所にお試し移住してみるのもいいと思います。
環境が変わるだけで気持ちが晴れやかになり自分と向き合える心のゆとりも生まれるし、そしてなによりも新しい自分を発見することもあると思いますよ。
今までいた環境では決して出会わなかったであろう人々との出会いは、すごく刺激的で今では私の大切な財産。同時期に移住した子達とは、未だに連絡を取り合ったり帰省した際には遊んだりしています。
まとめ:石垣島に移住、実際に1万円で出来ました。
結果、貯金がなく全財産1万円しかなくても沖縄移住ができちゃいました。
ですが、所持金がない状態での移住はオススメできません。石垣島は離島のため物価も高く、飲食店は観光地価格で高いです。
お金がない状態でリゾバに来ても、数週間から1カ月は遊びも自粛。寮と職場だけの往復生活になり兼ねません。
急な怪我や体調不良で病院にお世話になることもあるかもしれないし、何があるか分からないので資金には余裕を持っておきましょう。
また、大手のリゾートバイト会社であれば待遇や生活環境もきちんと手配してくれるので、単身石垣島に乗り込んで不動産屋探しから仕事探しと、かなりの時間と労力がかかる、それら結構大変な部分を手厚くフォローしてくれますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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